九州大学大学院 保健学部門 広域生涯看護学講座

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講座紹介

  • 公衆衛生看護
  • 在宅看護
  • 助産
  • 母性看護
  • 母性看護

講座主任あいさつ

 広域生涯看護学講座は、公衆衛生看護、在宅看護、小児看護、母性看護、助産の5つの専門領域からなり、生命の誕生から尊厳ある看取りまで、ライフサイクルにおける各ステージでの健康課題に関して、地域社会で生活する人々(個人・その家族)が健やかな生涯をおくるためのヘルスプロモーション、疾病予防、疾病からの回復に視点をおいた教育・研究を、学部から大学院課程で行っています。
 近年の地域社会の変化は目覚しく、在院日数の短縮化にともない在宅医療が急増しています。また、地球環境、社会環境の変化は、あらたな疾患リスクを生み出しています。一方で、人工知能を中心とするICTの進化は疾病に対する新たな取り組み方を提示し、ケアのあり方も変革を求められています。このような背景から、時代の変化を見据えた人材が必要とされています。
 本講座では、専門職コースとして、学部3年生からの保健師の選択コースと、平成27年度からスタートした修士課程での高度専門職としての助産学コース(2年課程・3年課程)が開講され、地域に、そしてグローバルに活躍できる高度専門職の育成を目指しています。

諸隈誠一
2020年4月


領域紹介

公衆衛生看護領域

公衆衛生看護領域
公衆衛生看護領域
公衆衛生看護領域

 公衆衛生看護とは、地域で生活するすべての人を対象とし、病気の予防や健康問題へ対処する活動を通じて地域の人々の生活の質の向上に寄与することを目的とする、保健師の看護活動のことです。保健師は家庭訪問や健康教育、地域の住民組織への支援等の直接的な看護サービスを提供するとともに、住民が健康的な生活を送りやすくなるような環境の整備や施策の策定に働きかけています。公衆衛生看護領域は、このような保健師の活動に関わる教育・研究を行っています。

在宅看護領域

在宅看護領域
在宅看護領域
在宅看護領域

 在宅看護では、生活の場で療養する人やその家族、そして彼らをとりまく地域の人々を対象に、健康の保持増進に努めながら、その人らしくいきいきと暮らしていけるような看護を提供することに関して教育・研究などを行っています。近年、ますます伸展する高齢化、核家族化の中、在宅で療養しながら生活する人々の支援は、家族だけでなく、社会的にも大きな課題となっています。施設医療から在宅医療への移行が推進されている現在、在宅看護には、多くの社会的課題解決に向けた早急な教育・研究などの推進が期待されています。

助産領域

助産領域
助産領域
助産領域

 助産領域では、多様化する社会の要請、医療技術の進歩に対応して、対象を全人的に理解し、助産を科学的、創造的、自律的に実践するための基礎的な知識・技術・ 態度と科学的な知識の普及およびその発展のために必要な教育および研究を行っています。助産師は女性の妊娠、出産、産褥の各期と、女性の生涯の健康支援、サポート、ケア及び助言を行い、また、新生児及び乳児の心身の発達に対するケア提供のため、女性とパートナーシップをもって活動します。講義・演習・実習を通してリプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)の視点から母子および家族の健康支援や助産師の役割、課題や展望について理解や考察を深めます。

母性看護領域

母性看護領域
母性看護領域
母性看護領域

 母性看護学は、ライフサイクルの視点から女性の生涯を通じたReproductive Health(性と生殖に関する健康)に関連した健康問題や家族を含めた発達課題を支援する看護領域です。さらに、不妊症の増加による生殖補助医療の進歩、生命倫理などに関して「性」と「生」についても幅広く理解を深めます。特に思春期の女性の成熟期に向かう過程の支援としての性教育、妊娠期から産後の母児のケアと育児支援、さらに更年期以降の保健指導等、ウェルネスを高めるための看護ケア・理論について学習・研究します。

小児看護領域

小児看護領域
小児看護領域
小児看護領域

 小児看護領域は、様ざまな状況にある子どもと家族を対象にした看護領域です。健康な子どもや健康障害を持つ子どもの成長・発達、日常生活、家族に与える影響を総合的に理解したうえで、個別性を活かした健康上のニーズの対応およびQOLの維持向上を目指した看護を考えていきます。また、現代の子どもと家族を取り巻く社会環境を踏まえ、小児保健医療の動向を分析し、小児看護の今日的課題について敎育・研究を行います。

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